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趣味レベルで電気工事士になろう(6) 講習会? DVD? 編
[ 2007年6月21日 22:06 ]
「趣味レベルで電気工事士になろう」
シリーズ第6回は、【技能講習会それともDVD 編】です。
技能試験まで、あと1ヶ月ですね。
まだまだ時間はあるのでフライングしても疲れちゃいますけど、
試験前は仕事が忙しいとか、時間づくりが難しいのが分かってる場合は、
ぼちぼち始めてもいい頃かもしれないですね。
さて。
技能試験とは、出題された単線図から、複線図の回路を起こし、
電材と工具を使って実際に電気工事を施工する試験です。
本シリーズの読者は実務でバリバリ電気工事をしている人ではなく、
趣味レベルで電気工事士になろうとしている人が多いだろうから、
練習をまったくしないで合格できる人は少ないんじゃないかと思います。
では一体 何の練習をすれば良いのかと言うと、
・単線図を複線図化する練習
・電線を使った実際の工事をする練習
の2点です。
学科と違い、技能の場合は、実際のお手本が欲しいですよね。
では、どこにその手本を求めたら良いのか。
主立った三つの選択肢を記します。
(1).講習会に参加する
(2).DVDを購入する
(3).Eラーニングを受講する
まずは(1)の講習会を説明しますね。
これは、いろいろな団体が主催しています。
出版社、職業訓練校、講習会専門の業者などなどです。
回数も1回完結のものから、4~5回通うものまで多様ですし、
金額にも大きな差があるようです。
時間とお金はかかりますが、一人ではヤル気が起きない人は
この選択も良いかもしれませんね。
つぎは(2)のDVDです。
有名なのは、以下の2つでしょうか。
・Good Luck!単位作業 第二種電気工事士技能試験【オーム社】
オーム社のDVDはさすがに良くまとまっていて必要な情報は全て入ってます。
本とは違い、動画で実際の作業が見れるので、
初受験の人にとって、これは大いに参考になると思います。
「今からでも大丈夫電気工事士試験」のDVDは、個人で制作されたものなので、
ピンマイク無しだったり、不自然なアフレコだったりする点が気になるものの
電気工事については参考になると思いますよ。
特に師匠がいない人でもDVD1つで充分いけると思います。
好きな時間に見れるってのは、やっぱりいいですよね。
最後に(3)のEラーニングです。
これはオーム社が今年から提供しているオンライン学習で、
今年の公表問題13問のビデオ学習が、1問1,000円で買えます。
バラで気になる問題が買えるのは大変素晴らしいですね。
他の学習方法を選んだ人でもピンポイントで追加しても良さそうです。
(1).(2).(3).で、自分に合った学習方法が決まったら、
公表問題の演習を1回づつで良いんでやってみましょう。
13問終われば、その頃には試験の全貌が把握できるようになっているはずです。
頑張ってくださいね。
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趣味レベルで電気工事士になろう(5) 持ち込み工具 編
[ 2007年6月16日 23:58 ]
「趣味レベルで電気工事士になろう」
シリーズ第5回は、【持って行かないと損をする工具 編】です。
前回書きましたように、本気モードに入るにはまだちょっと早いので
工具でも揃えながら徐々にモチベーションを高めて行きませんか。
平成15年から持込み工具が自由化され、
電動工具以外なら何を持って行っても良い事になりました。
他の受験生を圧倒して、先制パンチをカマす為には、
パイプベンダーを誇らしげに持ち込むと良いでしょう。
ごめんなさいっ、ウソです。 (゚∇゚;)☆\(-_-;)バシッ!
でも持込みは可能です。必要はありませんが、インパクトは抜群ですね。(^ ^ ; )
真面目に書きます。。 (^ ^ ; )
JIS適合のリングスリーブ圧着ペンチをはじめとした試験の指定工具は
もちろん用意しますが、その辺の事はWEBをググってもらえれば、
ザクザクと解説が出てきますので割愛させて頂きまして、
ここではそれ以外のマル秘工具を耳打ちします。
絶対に用意したいのが、ホーザン P-956 VA線ストリッパーです。
これは平成17年の試験の時にP-955がブレークして、
その年は売り切れ店続出で手に入らなかった程の銘工具の改良版後継機です。
電気工事士試験の為に開発されたとまで言われるこのホーザンは、
例え当日パンツは履き忘れても、これだけは忘れず持って行きたい程です。
すみません、どうも今日は口が滑ります。
まじめに、
試験時間中で最も長い時間 手にしている工具はコレになるはずです。
切断、ストリップ、輪作りと、これ1本でマルチに使えるので、
慣れるとこれなしでは考えられない手放せない工具です。
メーカーのホーザンがP-955のプロモーションビデオを公開してますので、
まずはそれを見てみて下さい。
あまり使いこなしてない感じのPVですが、どんな事が出来るか分かると思います。
Fケーブルの外被ごと一発で皮むきが出来るゴツいストリッパーも世にありますが、
ホーザンP-955があれば、そちらは不要だと思いますよ。
皮しか剥けないクセに高いですし、工具を持ち替えてる時間もロスですからね。
さて。幾度か痛い脱線がありましたが、シーリーズ第5回はこれで終わりです。
近く第6回もアップしますので、しばしお待ちをっ。
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趣味レベルで電気工事士になろう(4) 技能試験 編
[ 2007年6月15日 21:26 ]
学科試験お疲れさまでした。
無事クリアした人は今度は技能試験ですね。
今年受験している友人も学科をクリアしたとの事なので、
ちょっとココも更新してみます。
第2種電気工事士は、学科試験と同じく技能試験も
平成18年から試験の方式が大きく変わりました。
13問の単線図が公表され、その中から出題される事になったのです。
これは、簡単になったのか? それとも 難しくなったのか?
と問われれば、はっと的には簡単になったと思います。
ここは「趣味レベルで電気工事士になろう」シリーズなので、
電気がそこそこ得意で好きな人達のスキルに限定して言うなら、
単線図の公開は非常にありがたい事だと思いますよ。
13問を1回づつ練習する程度で、ほぼ合格圏の実力が
身に付くのではないかと推測しています。
何をどの位やれば良いのかが分からないと
なんとなく集中できないですよね。
ですから最小限の労力で受かる為の目安をアバウトに書きますね。
電気は好きだけど、実務でバリバリやっている訳ではないって人は、
最初は複線図化するのもきっとおぼつかない状態だと思います。
でも、13回の実践が終わるころには、単線図を見ただけで
パッと複線のイメージと、実回路の工事がイメージ出来るように
なると思いますよ。
10日間です。
試験の前、10日間で13問をやれば大丈夫じゃないでしょうか?
それよりももっと前から練習するとするならば、
皮むきとか、輪作りとか、ランプレセクタプルの接続とかを
飽きない程度にやっておけば、ウォーミングアップは充分かなと。
いたずらに何日も前からダラダラとやっても、
たいして効果があるとも思えませんから、
試験と同じ形式で、公表13問の演習問題を1回だけ
直前にやれば良いと思いますよ。
その変わり集中してやりましょうよ。合理的に。
多くの人にとって、技能試験の方が学科試験よりも得意で
かつ楽でしょうから、気負わず力抜いて頑張って下さい。
7月末の技能試験までまだ間がありますから、
今は攻略DVDでも眺めている程度でいいかもしれませんね。
DVD編も追ってアップしますね。
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趣味レベルで電気工事士になろう(3) 10点追加の筆記 編
[ 2007年4月 6日 21:26 ]
本シリーズは、実務ではなく趣味レベルで、
第二種電気工事士の国家資格を取得する事を目標としていますので、
なにより最小の手間で合格する事だけを目指しますが、
シリーズ第3回の今回は、もうちょっとだけ時間をかけてでも
合格の確実性を上げたい人を対象に、10点追加の+α編です。
さて。では一体何をするのか?
・過去問だけやってても飽きる。
・いまいち勉強する気がおきない。
こんな人が、楽してもう10点取る勉強法です。
無料の講習会に参加してみましょう。
オーム社が毎年うまい講習会を開いてくれています。
5科目からなるこの講習会は、1日でサラッと全範囲を流します。
その道の講師による最近の試験の動向などが聞けますから、
けっこうお薦めですよ。
とくに昨年から試験の形式が大きく変わったので、
そういった情報は、こういうライブ講義の方が把握できますね。
どんな講習会でもそうですが、内容は講師次第なので
もちろんつまらない先生もいるとは思いますが、
勉強開始のキッカケ作りや、モチベーションを上げる効果は
あるでしょうから、時間がとれるなら参加して損はないと思います。
ちなみに、はっとも参加してみましたが、
良い講師もいましたよ。
もちろん、居眠りした科目もありますけどね。
無料ですし、飽きたら帰っちゃってもいい訳ですから、
気合いは入れずに参加してみるのも良いかと。
電卓や電気工事士手帳などお土産ももらえます。
この講義で使用するテキストは以下です。
1日で全範囲をおさらいしてくれます。
(昨年改正の新試験対応)
写真や図が豊富で、試験の為に特化した内容構成がいいですよ。
よく電気の基礎から始まるテキストがありますが、
この本は試験に出て来ない事は、省かれてるのが気に入りました。
テキストも1冊だけはあると便利なので、
もし買うなら省力合格向けのこのテキストはお薦めです。
講習会当日は、ノートは持って行かずに、使い捨てるつもりで
このテキストに直接バンバン書き込みましょう。
ノートに記録なんかしたって、それを開いて勉強なんてしませんから、
その場限りでインパクト強く覚えちゃった方が手間がかからないと思います。
人の力でもう10点。
趣味レベルで電気工事士になろうシリーズ10点追加の筆記編は
これで終わりです。
次回は有効な加点ネタが思いついたら不定期で更新します。
機をみて技能試験編もシリーズで何回か書いてみます。
なお本レポートははっとの受験した体験を元にして書いておりますが、
この情報に基づいて利用者が行う一切の行為について、著者はっとは
いかなる責任も負うものではありません事をご承知おき下さい。
また、講習会の内容変更の有無などは利用者ご自身でご確認下さい。
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趣味レベルで電気工事士になろう(2) 筆記試験 編
[ 2007年4月 6日 07:09 ]
第二種電気工事士の筆記試験について解説します。
試験の形式は、よくある学科試験の例外に漏れず
マークシート方式で、四者択一です。
平成18年度より試験の構成が大きく変わりました。
これまで技能試験に分類されていた「鑑別」が、
筆記試験に含まれる事になりました。
これにより、筆記試験はペーパーテストのみ。
技能試験は工具を使って電材を施工する試験のみ。
と、区別され分かりやすくなりました。
合格基準は試験終了後に試験委員会において決定されますが、
運営側の出題ミスなどが無い限り、例年満点の60%で線が
引かれる事が多いようです。
分野ごとの足切り点は設定されていない為、
電気理論や配線設計の計算問題が出来なくても、
法規・施工・鑑別などの暗記問題で得点を稼ぐと合格できます。
出題の難易度は、数ある国家試験の中では素直なタイプだと
個人的に感じています。
試験にありがちな「引っ掛け問題」のような意地悪な
記述がないので、もし分からない問題があったとしても、
電気知識や安全性に基づいて解答すれば、
正解する事も多いでしょう。
アウトラインが分かったところで、具体的な勉強方法です。
資格試験は合否が全てであり、得点や解答の理解度は問われません。
ここでは少ない手間で合理的に試験に合格する事だけを
目標として話しを進めます。
さて。まずは学習教材を用意しなければならない訳ですが、
電気工事士の書籍は、数が多すぎて多すぎて何が良いのか
さっぱり分かりません。
はっとも何冊か第2種電気工事士の本を買いましたが、
「試験に合格する本」ではなく、
「電気を勉強する本」が中にはありました。
言うまでも無く、試験に合格するだけなら不要な本です。
が、その時点では その区別は付きませんでした。
ムダ金を払ってしまいました。
その上で、お薦めする筆記試験の書籍は以下1冊です。
オーム社出版
この分野では有名な出版社です。
Ωの法則のオームであって、某宗教団体とは無関係と思われます。
上記の問題集は過去問11年分と、その解説が載っています。
毎年シリーズで出版されていますので、内容は完成域で煮詰まっています。
電気が好きな人なら、この1冊だけでも十分に合格が可能だと思います。
もちろん はっともこれを買いました。
お薦めです。
資格試験の攻略の王道はやはり過去問を解くことです。
電気工事士もそれさえやればきっと受かるでしょう。
はっとは短期集中で、試験の1週間前から
10回分の過去問を試験本番と同じ形式で解きました。
上記の問題集で、新しい年のものから順に10年分です。
平成14年以前は午前と午後で2回分載ってますが、
どちらか片方しかやりませんでした。
これだけで、充分に出題傾向が分かると思います。
初めてやった時から、時間もかなり余りましたので、
本番もそうですが、時間で泣かされる事はないでしょう。
分からない問題ももちろんありましたが、
過去問10回とも全て60%以上正解できたので、
はっとの場合は、おおよそ合格レベルに達している事が
この時点で予測がつきました。
データの分析は、合理的に近道をするなら必要です。
常に自分の正解率を把握しつづけながら学習を進めると
モチベーションを高く保て効率が良いと思います。
必要なのは安定した60%の正解率です。
はっとは手間をかけずに最短で学習するために、
答え合わせをした後、間違った問題だけは解説をよく読みました。
正解した問題の解説は読まず、時間はかけませんでした。
出題は毎年似たパターンを繰り返しているだけなので、
過去問の回数をおうごとに得点は上がり、
10回目が終わるころには60点→70点→80点→90点と、
9割方の正解率になっていました。
個人差はあるとは思いますが、このような感じです。
試験の難易度を把握する上で参考にして下さい。
10回です。
直前1週間で10回だけやりました。
過去問を解くというのは地味な泥臭い作業ですが、
学習方法が見えてこない人は、とりあえずっ、とりあえず、
これさえやれば きっと合格出来ますので、
まずは実行してみてはどうでしょうか。
趣味レベルで電気工事士になろうシリーズ筆記試験編は
これで終わりです。
次回は、もう少し時間に余裕のある人や、
多少手間をかけても今年確実に合格したい人のための
筆記試験+α を綴ります。 乞ご期待っ!
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→ (7)【タダでもらえる電気工事の国家資格 編】 準備中
趣味レベルで電気工事士になろう(1)
[ 2007年4月 6日 00:03 ]
電気が好きな人が、自宅の改造をしたい事がよくあると思います。
そんな時に障害になるのが、法的な工事資格の有無です。
友人が今年、電気工事士の国家試験を受験するというので、
これを機に自己備忘録を兼ねて、プチっと
電気工事士受験のページを書いてみました。
本コンテンツは、以下のような人をターゲットとして構成しています。
『電気が好きで、自宅でちょっとした電気工事を合法的に自分でやりたい人』
電気工事士の国家資格を取得すると、
趣味レベルでの活用法は次のような例が挙げられます。
・自宅にコンセント(交流100V)を追加する
・部屋の照明器具を増設する、交換する
・ブレーカーが落ちるので子回路を増設する
・既存照明のスイッチを増設して3路回路にする
・ネットで買った安いエアコンを自分で取り付ける
などなど。
これらの電気工事を合法的に行うための
もっとも適する登竜門的な国家資格が、『第二種電気工事士』です。
今年の試験日程の詳細はこちら。
(電気工事士って何? って人は〔こちら〕 )
経済産業省所管の(財)電気技術者試験センターから
インターネットで受験申込みが出来ます。
http://www.shiken.or.jp/netuketuke/netuketuke.html
受験申込みを済ませたらいよいよ本題。
試験勉強です。
電気が好きな人が尻込みするほどの難しい内容ではありません。
しかしながら、
電気工事は、時に人命に関わる事故や火災にも直結しますので、
誰でもが容易に取得できるほど簡単なレベルでもありません。
試験はマークシート方式による筆記試験と、
実際に工具を使って電気回路を施工する技能試験の
2つから構成されます。
それでは、個別に解説します。
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